読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「「就職に力を入れている大学」ランキング100」に対する考察

本日、東洋経済オンラインにて、「「就職に力を入れている大学」ランキング100」という記事が掲載された。

toyokeizai.net

 

Yahoo!ニュースのトップにも入っていたので、読まれた方も多いのではないでしょうか。

皆さんは、これを読まれてどう思いましたか?

 

決してこの記事がダメだとか批判するつもりはないのですが、私はこの情報に惑わされるべきではないと感じました。

その理由は、明確で、以下の通りです。

  • そもそも調査対象者が「高校の進路指導教諭」とのことだが、母数が不明確
  • (上記にも関係するが、)全国規模で調査をせずに全国の大学をランキングしていて不公平
  • そもそも高校の進路指導教諭が、大学が実際に就職に力を入れているかどうかということを意見すること自体ナンセンス

 

そもそも調査対象が明確にされていない時点で、ランキングは意味をなさないと思いますが、仮に関東の高校を中心に調査がされていれば、地方の大学はランキングが下がってしまうのは当然です。そもそも名前すら出てこない可能性すらあります。

さらに調査の対象となった高校の生徒がよく入学する大学ほどランキングは上昇すると考えられます。今回、明治大学が異様なほどポイントが高いという事実が、この状況を物語っていると思います。

そもそも高校の先生は一体何を持って力をいれていると言えるのでしょうか。少なくとも私自身、大学に入ってから大きく印象が変わりました。外から見えている状況と内部の状況には大きな乖離があるということです。つまり、外部である進路指導共有の意見というものを100%信じることには無理があるのです。

 

ここまででこちらの記事がナンセンスであることはご理解いただけたかと思います。しかし、実はこの記事は非常に重要です。なぜなら、「就職」という観点で、大学を評価しようとしているからです。

学生のレベル(頭の良さ)で大学を評価することは簡単です。しかし、学生のレベルと就職ができるということに相関関係があるのでしょうか?おそらくないと思います。ですので、新たな就職に力を入れているかどうかという観点で大学を評価することは有益だと思います。

 

では、ここで就職に力を入れている大学という評価を正当にするためには、どうするべきかを考えてみたいと思います。

まず最初に考えられるのは、「就職率」でしょう。つまり、卒業者数(進学者を除く)のうちどれだけ就職内定者がいたかという割合です。これでは、就職に力を入れているかどうかはわかりませんね。

次に考えられるのは、イベントの数です。ここでいうイベントというのは、

  • 就職説明会
  • 個別相談会

などです。それらがどれだけ開催され、どれだけの人数が参加したかというのは非常に有効ではないかと思います。イベントを開催するというのは、就職に力を入れているということとイコールだと考えられるからです。

 

さて、それでは最後に、上位校(早慶や旧帝大など)はイベントを実施するでしょうか?実施しなくても就職できてしまうような大学であれば、大学側はイベントを開催する必要がありません。しかし、就職に力を入れいているかどうかという観点では、力を入れていないという判断もできるのではないでしょうか。

 

よって、就職に力を入れている大学というのは、就職というものを考える場をどれだけ提供しているかということだと私は考えます。